このコーナーではF1に関するミニ知識(初心者向け)を毎回1個ずつ紹介していきます。
それでは今回は,『F1マシンの性能』についてお話をいたします。
F1マシンは,スタート直後のたった4秒間で時速200kmに到達し,ピタッと止まれる最高の技術が集結した世界最高峰のレースマシンです。その高性能の秘密の一つがタイヤです。エンジンの強力なパワーを地面に伝え,止まる際には地面をしっかりとつかみ,カーブでも滑りません。人が体育館の中を走る場合,靴下だとツルツルと滑ってうまく走ることができませんが,上靴を履けば力がうまく床に伝わり早く走れるといった具合です。
鈴鹿での25年前の予選最速タイムは1分40秒042。2011年には1分30秒466まで短縮され,25年間で約10秒も速くなっています。また,世界中で年間19戦が行われていますが,開幕戦の3月と,最終戦の11月を比較しても,その性能は格段に向上します。日々進化を続けるF1マシンはやはりすごいですね!
次回は『鈴鹿でのF1の歴史』についてお話いたします。